XMPとは
パソコン用メモリは通常は業界団体のJEDECで定められた規格(DDR4-2133、DDR4-2400、DDR4-2666など)で動作します。
オーバークロックメモリでは、JEDECの規格に加えて、XMP(Extreme Memory Profile)という規格が採用されており、対応したCPU・メモリ・マザーボードの組み合わせで動作し、従来の手動での設定よりも簡単にオーバークロックできるようになっています。
XMPを使用するためには、BIOSで有効にする必要があります。
有効にする方法(MSI製マザーボードの場合)
1. パソコンの電源ボタンを押して電源を入れたら、即座に[Del]キーを連打します。メーカーロゴ画面が消えたら押すのを止めます。
2. 画面左上の「XMP Profile」欄のプロファイルの番号をクリックします。こちらの画像では「1」だけがクリックできるようになっています。
3. 有効化されるとこのように色が変わります。こちらの画像では「1」の部分の色が白く変わっています。
4. [F10]キーを押下して、[Yes]をクリックします。これで設定を保存してUEFI(BIOS)設定画面を終了します。
※画像はMSI PRO Z690-A WIFIのものを使用しています。マザーボードの世代やシリーズの違いにより細部のデザイン等が異なる場合がございます。
※本記事作成時点(2022年2月現在)の情報に基づく記事となります。MSI社でのUEFIの仕様変更などによりこちらの手順通り設定できなくなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。