Windows 10で最新のCPUはどのバージョン(ビルド)からサポートされるの?
今年になってIntelとAMDから新CPUが発売されましたが、 Windows 10をインストールする場合にはひとつ注意が必要です。 それは最新のCPUは発売された時点での最新バージョンのWindows 10でサポートされることになっているからです。
2017年3月現在、Windows 10には次の3つのバージョンがあります。
バージョン | 名称(ビルド番号) | 公開日 |
1507 | RTM(10240) | 2015/7/29 |
1511 | November Update(10586) | 2015/11/10 |
1607 | Anniversary Update(14393) | 2016/8/2 |
※公開日は一般ユーザ向けの"Current Branch"での公開日です。
つまり、今年発売されたIntel Core i7-7700KやAMD Ryzen 7 1800Xなどを使ってPCを自作した場合、 バージョン1607のWindows 10が必要になるというわけです。 また、CPUのほかグラフィックボードなどのPCパーツでもWindows 10のバージョンが古いとサポートされていないため デバイスドライバがインストールできないという事例もあります。 現在わかっている情報をまとめてみると、下記のようになります。
- バージョン [1607] 以降が必要なPCパーツ
- Intel 第7世代Coreプロセッサ全般(Core iシリーズ7000番台、Pentium4000番台の一部、Celeron3000番台の一部)
- AMD Socket AM4 CPU全般(Ryzenシリーズ、第7世代APU 9000番台、ほか)
- バージョン [1511] 以降が必要なPCパーツ
- NVIDIA GeForce 10シリーズ
- AMD Radeon 400シリーズ
これらのPCパーツにWindows 10をインストールする場合、 Windows 10発売時のバージョン1507のインストールメディアは使用せず、 最新バージョンのインストールメディアを作成してWindows 10をインストールするようにしましょう。 実際、バージョン1507のインストールメディアでWindows 10をインストールしたところ、 バージョン1607への更新に失敗してしまったという事例も実際にありました。
Windows 10のメディア作成ツールは下記のURLからダウンロードできます。 メディア作成ツールを使用すると最新のバージョンのインストールメディアが作成できます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
最新のCPU・グラフィックボードで自作する場合、 メディア作成ツールで最新のバージョンのWindows 10のメディアを作成してインストールするようにしましょう。