近年発売されているゲーミングモニターにはゲーム上でのテアリング(表示ズレ)やスタッタリング(カクつき)を回避する機能が搭載されております。この機能にはNVIDIA系の「G-SYNC」、AMD/VESA系の「FreeSync」(「Adaptive Sync」や「VRR」とも呼ばれます。)など複数の規格があります。
これらの機能は、ゲーミングモニターをPCに接続しただけでは有効にならない場合があります。
ゲーミングモニターを使用しているのにゲーム上でテアリングやスタッタリングが起きている場合には、下記の内容についてご確認ください。
1. モニターの設定の確認
モニターの設定画面でG-SYNCやAdaptive Syncなどの機能がオンになっているかどうか確認します。オフになっている場合にはオンに切り替えます。
こちらがオフになっていると、グラフィックボード側の設定で有効にできません。
※G-SYNCやAdaptive Syncなどの設定項目が存在していない場合、モニターが対応していない可能性があります。モニターの対応については、ご利用のモニターのメーカーへお問い合わせください。
2. グラフィックボードの設定の確認
NVIDIAのグラフィックボードの場合
「NVIDIAコントロールパネル」内の「G-SYNCの設定」から機能を有効化します。
NVIDIAのグラフィックボードで利用できるモニターの一覧は下記URLからご確認ください。こちらに記載のないモニターでは正常に動作しない場合があります。
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/products/g-sync-monitors/specs/
AMDのグラフィックボードの場合
「AMD Software」内の「ディスプレイ」の項目にある「AMD FreeSync」から機能を有効化します。
※AMDのグラフィックボードでは、G-SYNCだけに対応しているモニターでは有効化できない場合がございます。
3. ゲームの設定の確認
プレイするゲームのグラフィック設定で「垂直同期」や「V-Sync」が有効になっている場合には、無効に切り替えます。
※本記事作成時点(2023年3月現在)の情報に基づく記事となります。